愛ちゃん&誠君のお母さん

 由美江先生の門を叩いたのは、5年半前の事になります。
帰国するまで(2009.12~2011.12)の2年間お世話になりました。

 うちの場合は、偶然、お友達の家で平山さんちの智也くんが遊びで弾くピアノ演奏を聴いて、「すごく上手、かっこいい!・・・」と驚き、当時5歳になったばかりの誠も、「あんな風に弾けたらいいな」と思って、平山さんに由美江先生を紹介していただきました。
5歳の誠と7歳の愛を連れて、智也君と沙帆ちゃんのレッスンを見学させていただいた時には、智也君だけでなく、沙帆ちゃんまで素晴らしく、「こんな風になれるのかなぁ」と半信半疑でした。

 うちの子供たちは、平山家の子供たちと環境も性格も違うので、あれほどまでの演奏はできませんが、
ユミエ・マジックで「宇佐美家の子らしく」育てていただけました。(本当にありがとうございました!)

 私は、愛の器用ではないけれど感情込めた演奏、誠のまだ幼さは残るけれど自信たっぷりの堂々とした演奏が大好きです

いつもは喧嘩ばかりの二人も、連弾をするときにはリズムに乗る角度まで同じで、息を合わせてとても仲良しで、私にとって幸せな時間でした。

 先生は、ピアノの指導力は言うまでもありませんが、大変魅力的な方です。

お考えをしっかり持ってみえて、ぶれることなく、一途で一生懸命です。
だからこそ、子供たちだけでなく私も迷うことなく、先生について行けたのだと思います。

誠は、当時を振り返って:
「由美江先生は、優しかったし、細かいところまで教えてくれたよ。できない所はこうやって練習するといいよって。」
と言っています。

あの酔いしれたように弾く誠の姿は、いかにも先生がおしゃった通り、ナルシストですね。
数々のコンペティションでは優秀な成績ばかりで、すっかりナルシストも板についてしまいました。
今でも負けず嫌いで、なんでも一番になれるように挑戦しています。

愛は:
「レッスンが日々の練習のテストでなく、できない所はレッスンでできるように教えてくださるところがよかった。」と言っています。
愛には、
レッスンが苦痛でなく(楽しく)学ぶ場であったところがよかったのでしょう今でも学校の授業やクラブ活動で人の話を心で受け止め学んでいます。

私はというと、実は私が一番の先生の隠れファンで、先生のお人柄、お話しがとても興味深く、聞けば聞くほど魅力的な方だなぁと思っていました。

・・・先生から教えていただいたことを嬉しそうに話す私を、主人が「"ユミエマジック、ユミエワールド"にかかっている」と、よく笑っていました。(笑)

 本当に子どもの扱いがお上手で、子供を乗せて子供がやる気になるように指導されます。

特に印象に残るのは、同じ曲を何度も何度もやり直しさせず、「ここでの課題」(ポイント)がクリアできていれば、ノーミス完璧に弾ける必要はないと、どんどん先へ進ませ、子供を飽きさせない、嫌にさせない所が大胆でいいなぁと思いました

 弾きにくくうまくできない個所は、「こうやってリズムを変えて練習するといいよ」とその場(レッスン)で練習させ、できるようにされました。

子供たちは、わからないから、できないからいや!ということにならず、上達していきました。

 でも、時には厳しく、課題をクリアできない時には、合格(○)はもらえません。
誠を迎えに行ったら泣きべそをかいていたことがありました。「丸をもらえなかったから・・・」と先生が笑って耳打ちをしてくださったことがありました。

誠もかわいいけど、先生も厳しさとお茶目が絶妙!と思いました。(本当に魅力的≒面白い!!方です)

 誠や愛の性格も考え、指導法を工夫して下さったり、それを生かし伸ばすようにして下さったり、一ピアノ教師でなく、"色々な角度"から子供を見てくださっていました。

 私たちがアメリカから持ち帰った唯一の宝物は、BOSTONのピアノだけです。あとのものはガラクタばかり。

由美江先生に教えていただいた「ピアノの楽しさを、日本でも続けていく」というので持ち帰ったのですが、Bostonを弾くと楽しかったアメリカの生活を思い出します。


 もう一度ケンタッキーに住んで、先生に教えてもらえる日まで頑張ろうと言っていたのに、先生、オレゴンに引っ越されたのですね。

              ◆◇◆◇◆割愛◆◇◆◇◆


オレゴンでも先生の魅力と教えを、多くの子供たちに授けてください。

きっと先生の魅力にとりつかれる親御さん(?!)がいると思います。

先生のご活躍を楽しみにしています。


愛、誠の母

宇佐美祥子

誠君の演奏動画

愛ちゃんの演奏動画
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