カレンちゃんのお母さん

娘のかれんは3歳半から9歳まで約6年間、由美江先生にお世話になりました。

由美江先生の素晴らしさを私などがお話するのは大変におこがましいのですが、先生の素晴らしさを一言で表現させて頂くなら、「より良き指導法を探求し続け、その真摯な姿勢を貫いていらした弛みない向上心」ではないかと思います。


娘に対しても、この6年間、日々、創意工夫をこらしながら様々な指導法を試みて下さったことに心から感謝しています。常に真剣に向き合ってくださり、彼女が最も必要としている内容を的確に把握してくださりながら、選曲および学習内容の選定をしてくださったことが、現在大きな成果となって表れています。

由美江先生は、生徒とのコミュニケーションのみならず親とのコミュニケーションをとても大切に考えてくださいました。娘はやはり3歳のころから始めたgymansticsの練習が週に12~16時間に及ぶこともあり、その為にピアノの練習時間が思うように取れずに行き詰まりを感じていた時期にも、的確なアドバイスと効果的な練習方法で対処してくださいました。私も夫も、娘のレッスンでの由美江先生との会話が楽しみで、先生のお陰で家族全員が音楽の楽しさを再発見することが出来たと思っています。

またYUMIE PIANO STUDIOの素晴らしさは、その楽器の素晴らしさ、充実度です。ボストンのグランド、ヤマハ(YU5)、そしてチェンバロとシンセサイザー他、楽曲 に合わせて生徒達が楽しくまた包括的に学べる環境を整えてくださっていました。

特にバッハをチェンバロで演奏できたことは本当に恵まれていたと思 います。また、優れた音響効果等のために録音機材およびシステム環境等にも惜しみなく投資してくださったおかげで、YouTubeには沢山の一生の思い出 となる演奏をアップしていただいています。他の生徒さんの演奏も含めて、ここに記録されているすべての演奏が私たち家族のpricelessな宝物です

由美江先生が10月にPortlandに移られた後、娘は別の先生に教えて頂いているのですが、この先生の娘への最初の評価は「リズム感が良いし、読譜力もある。また楽典もしっかりと勉強してきたのが分かる。曲のフレージングも自然と出来ているし、無理な力みの無いフレキシブルな腕と手で演奏している。そして何よりも、自分の中で感じた何かをピアノで表現しようとしているのが良い。本当に素晴らしい指導者に恵まれて導入期を過ごしてきたことがよく分かる。」とういうものでした。

由美江先生が娘が3歳のころから心を砕いて「ピアノで何かを表現できるように」そして「その為の基礎力が正しく身につくように」と指導くださったことが今の娘を支えています。

娘自身もよく周囲に話しているのですが、「Miss Yumieはいつも自分の意見を聞いてくれた。」と。常に「何を感じるか。何が見えるか。」と質問してくれた、と。学校では課外活動の一環として、オーケストラ、ミュージカル、チェス・クラブ、Academic team等にも積極的に参加しているのですが、こうして、3歳のころから自分で感じる、また考える方向へと導き、音楽を通じて「自己表現」を教えてくださった由美江先生の思いが、かれんの生活のすべてに息づいています。
由美江先生に出会えたお陰で、かれんは大変に恵まれた幼少期を過ごすことが出来ましたし、それが今の彼女の音楽性と積極性の礎になったのだという思いを、今更ながらに強くしています。

最後に、かれんが先日参加した地元LexingtonでのBach contestから、審査員評価を引用します。"Excellent performance. Your phrasing and interpretation were quite beautiful...(中略)...You have a strong technique...."とありました。もちろん、まだまだ課題も多い娘ですが 「確かなtechniqueに裏打ちされた表現力」を評価していただき、本人も大変に励みになったと思います。

本当にいつも(こちらが「お身体に障るのではないか」と心配になるほど 笑)100%いえ120%の思いで教えてくださっていました。Portlandへお引越しされて以来、私たち家族と由美江先生のご家族との物理的な距離は出来てしまいましたが、この音楽を通じてのご縁をこれからも大切にし、家族ぐるみのお付き合いを継続させていただければと願っています

カレン母:松井真由美

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